新型コロナに関する情報のまとめ・11(お知らせ)

今日は、就労継続支援事業の取扱い、障害児者の医療体制確保、分かりやすい情報提供などのお知らせです。

厚生労働省 新型コロナウイルスへの対応に伴う就労継続支援事業の取扱い等について(第4報)
https://www.mhlw.go.jp/content/000622368.pdf

今回の通知では、これまで拙ブログでもご紹介した「就労継続支援事業の取扱い等について(第1報から第3報)」に加えて、新しい扱いが示されています。今回は、追加された主な内容をご紹介します。

第1報
https://www.mhlw.go.jp/content/000603980.pdf
第2報
https://www.mhlw.go.jp/content/000603983.pdf
第3報
https://www.mhlw.go.jp/content/000605944.pdf

今回の通知では、主に就労継続支援B型を利用する際(特に支援学校高等部を卒業してすぐに利用する際)に必要となる「就労アセスメント」や、支給決定に関する特例的な取扱いが示されました。

具体的には、原則として就労移行支援事業所等による「就労アセスメント」や、障害者就業・生活支援センターなどで実施する「就労アセスメント」の実施を受けることになっているところ、市町村において就労面に係る課題等の把握がなされていれば「就労アセスメント」と同等の情報収集等がなされたものとして取り扱って差し支えないことが示されました。
また、就労系サービスにおける「暫定支給決定」(たとえば1か月だけ暫定的に支給決定し、その間に利用者の最終的な意向の確認、利用が適切かどうかの客観的な判断を行う趣旨の支給決定)についても、市町村の判断で行わなくても良いこととされました。(もともと、事前の十分なアセスメントが行われていれば暫定支給決定はパスしても良いルールになっているので、あまり影響はないと思われます)
そして、就労系サービスにおける「標準利用期間」の延長については、たとえば就労移行支援の場合なら、市町村審査会の個別審査を経て、必要性が認められた場合に限り、最大1年間の更新が原則1回のみ可能となっていますが、これに特例を設定します。
具体的には、新型コロナウイルスの影響で十分な就労支援の実施や就職活動の継続が困難であったことによりサービスの利用継続が必要であると認められる場合に、臨時的な取扱いとして「原則1回」を含む現行の取扱いに関わらず、最大1年間までの範囲内で柔軟に更新することを可能とするものです。さらに、市町村審査会での個別審査も簡素化して良いとしています。
これについては、就労移行支援だけでなく、自立訓練(機能訓練、生活訓練、宿泊型自立訓練)、自立生活援助又は地域移行支援、地域定着支援についても同様となります。

厚生労働省 新型コロナウイルス感染症に対応したがん患者・透析患者・障害児者・妊産婦・小児に係る医療提供体制について
https://www.mhlw.go.jp/content/000622010.pdf

この通知では、都道府県に対し、障害児者が新型コロナウイルスに感染した場合の医療提供体制について、医療機関等への入院が必要となる場合や集中治療を要する場合を想定し、新型コロナウイルス感染症対策を協議する協議会において障害児者の障害特性等を踏まえて、予め受入医療機関の整備を行うことを求めています。
また、福祉部局に対しては、各都道府県に設置されている新型コロナウイルス感染症に関する「調整本部」などと連携して、新型コロナウイルスに感染した障害児者の受入医療機関の調整を行うことも求めています。

国立障害者リハビリテーションセンター発達障害情報・支援センター 新型コロナウイルス予防・拡大防止について
http://www.rehab.go.jp/ddis/?action=common_download_main&upload_id=5722
http://www.rehab.go.jp/ddis/?action=common_download_main&upload_id=5714

新型コロナウイルスの感染拡大防止などに関するポイントを「コロナたいじまけない」の語呂に合わせて、イラスト付きで解説しています。

一般財団法人自治体国際化協会(CLAIR) 新型(しんがた)コロナウイルスについて<やさしいにほんご>
http://www.clair.or.jp/tabunka/portal/info/contents/114517.php
http://www.clair.or.jp/tabunka/portal/info/docs/02_easyjapanese_nono_20200226.pdf

新型コロナウイルスに関するさまざまな情報を、やさしい日本語や日本語以外の言語で解説しています。

では、また情報がありましたらお知らせいたします。

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