轟課長
英社員

英太郎のひとりごと episode1

こんにちは。ハーティ推進室勤務の英(はなぶさ)太郎です。
ハーティサロンに掲載中の「マンガ ハーティ推進室の日常」にはepisode9から登場します。episode9で紹介されるように、私には発達障がいの自閉症スペクトラム(マンガの中ではASDアスペルガー症候群と表記)があります。
そんな私が上司の轟さんから「マンガ ハーティ推進室の日常」の解説を書けと命じられ、はてさてどうしたものかと逡巡しながらペンを執っています。 
 「マンガ ハーティ推進室の日常」では、ハーティ推進室に勤務する障がいのある社員の日々の仕事ぶりや日常を紹介します。
知的障がい、発達障がい、知的な障がいの有無にかかわらず併せ持つ可能性のある自閉症やADHD(注意欠如多動障がい)にも注目して、それぞれの姿を紹介して行きます。  
 轟さんは「障がいがあろうがなかろうが、どんな人でもそれぞれの力を発揮できるようにと作られたのがハーティ推進室だ」と、よく口にしています。
このような多様性を大切にするハーティ推進室の設立に奔走し、現在ではハーティ推進室の責任者として業務にあたっている轟さんこそが、マンガで紹介されるいろいろな障がいの特性の解説は適任であると、私は今でも考えています。
 ところがどういう流れか、マンガの解説を命じられた時に私は快諾してしまいました。今振り返ると、ASDである私の特性よく知る轟さんが、私が今まで書いた文章をほめ、気をよくした私をうまくおだてて解説を書くように丸め込んだような気がしています。

 さて、前置きはこのくらいにしてマンガの解説に移りましょう。
episode1は、ハーティ推進室に勤務する ことになった一丸(いちまる)さんが、突然の大声の挨拶に驚くところから始まります。

驚く原因は、ハーティ推進室に勤務する知的障がいがあり自閉の強い沖田さんが行った、それまで面識のない一丸さんに対する突然の大声の挨拶です。 
私もハーティ推進室転勤の初日に沖田さんから同様の歓迎を受け、面食らうとともに違和感を覚えました。
 沖田さんがところかまわず大声で挨拶するきっかけには、私がこの解説を快諾するハメになった轟さんの「ほめ言葉」と同じく、沖田さんに対する「ほめ言葉」があったのではないかと考えています。
 なぜ「ほめ言葉」がきっかけになったのか、その理由は次回で説明します。 

マンガ ハーティ推進室の日常 epsode1 はこちらからお読みいただけます。

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